GGS News 2007

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11/8 JBC、女子認可に向けガイドライン提出
 日本ボクシングコミッション(Japan Boxing Commission; JBC)が、女子公式試合の認可に向けたルール等の ガイドラインを日本プロボクシング協会に提出していたことが明らかになった。
 具体的には、1ラウンド2分とすること、アトム級(46.2kg以下)の新設、日本タイトル戦を8ラウンドとする等の他、 試合前の妊娠検査の義務付け、生理などの問診票の提出、各ジムに女子担当トレーナー配置することといった医事面での配慮が盛り込まれた。
 なお、男子で32歳以下としているプロテスト受験資格も、年齢を超えた選手のために1年間の経過措置として、 世界ランカーやアマチュアの実績を持つ選手には受験を認めるとした。
 20日に全国のジムが加盟する日本プロボクシング協会との合同検討委員会で最終調整を行い、今後の手続きを決める見込み。

11/11 WIBAライト級選手権、ライカ王座死守
 風神見参実行委員会「ライカ自主興行風神見参 ライカタイフーン」が10日、東京・新宿FACEで行われた。
 メインのWIBA世界ライト級選手権試合では、王者のライカが挑戦者のAnn Marie Saccurato (アン・マリー・サクラート・WBC同級王者)を2-0の判定で下した。
 現在JBCは女子公式試合の認可に向けた動きを加速しているが、現役世界王者であるライカの去就が注目される。

11/19 池山、WIBAミニマム級王座戴冠
 日本女子ボクシング協会「岡山ガールズファイトボクシング vol.5」が18日、岡山県・岡山市・オレンジホールで行われた。
 メインのWIBA世界ミニマム級王座決定戦では、地元の池山直(フジワラ・同級2位)がKrisztina Belinszky(ハンガリー・同級1位)を 判定で下し、念願の王座を手に入れた。
 また、池山の世界挑戦により空位となっていた日本ミニフライ級王座決定戦では、アンリ(山木)が森山晶(フジワラ)を 判定で破り、王座に就いた。

11/21 JBC、女子プロボクシングを正式認可
 日本ボクシングコミッション(Japan Boxing Commission; JBC)と日本プロボクシング協会(Japan Professional Boxing Association; JPBA) の合同検討委員会は20日、女子プロボクシングの認可を正式に発表した。
 女子独自の規則として、
・1ラウンド2分。日本タイトル戦は8回戦、世界タイトル戦は10回戦。
・男子ミニマム級(47.6kg)に当たる階級をミニフライ級とし、その下にアトム級(46.2kg)を設置。
・使用グローブはフェザー級以下が8oz、スーパーフェザー級以上が10oz。
の他、
・試合14日前以内に妊娠反応検査を行い、申告書を試合前日までに提出。
・下腹部と胸の防護ガードを着用。
・女子選手のいるジムは専門知識のある女子担当トレーナーを置く。
・出産、流産後1年以内の選手や授乳中の選手は試合禁止。
などの医事内規が設けられた。
 プロテストは来年1月15日より申し込み受付を開始し、2月に第1回目を実施予定とした。プロテストの年齢制限は17歳以上33歳未満だが、 JBC非公認団体で活躍した選手、世界ランカー等の実力を認められた選手に限りこれを超えても受験できる猶予措置を1年間設け、 別途審査の上、ライセンスが交付される。
 最初の公式戦は、4月中旬頃の見通し
 今後は、先行していた日本女子ボクシング協会(Japan Women's Boxing Comission; JWBC)で活動していた選手の処遇が焦点となる。 現状では、JBC非加盟ジムに所属している選手は、ジムが1000万円の加盟料を支払ってJBCに加盟するか、JBC加盟ジムに移籍しないと JBC公認試合に出場できない。JPBAは話し合いによる解決を目指しているが、JWBCの山木敏弘会長(山木ジム会長)は 「1000万円を払う余裕はないし、払ってまで向こうと一緒にやる必要も感じない。」と合流に否定的だ。

11/19 小関惜敗。WBCライトフライ級王座逃す
 19日、タイ・バンコクで行われたWBC女子ライトフライ級選手権試合で小関桃(アトム級10位)は王者Siriporn Thaweesukに挑んだが、 僅差の判定で敗れ、王座を逃した。

12/19 早千代、WBCムエタイ女子世界王座に挑戦
 2008年1月12日、アメリカ・ネヴァダ州・ラスベガス・ラスベガスヒルトンにて、新設のWBCムエタイ女子世界王座を賭けて、 早千代(白龍)がSemma Yerlice(米国)と対戦することがわかった。早千代は、世界8冠王者、"Princess of Pain"として知られるが、 今年8月に引退したとされていた。

12/26 JPBA、山木ジムの加盟料を免除
 日本プロボクシング協会(Japan Professional Boxing Association; JPBA)は23日、 日本女子ボクシング協会(Japan Women's Boxing Comission; JWBC)の中心的存在である山木ジムに対し、 これまでの女子ボクシングにおける同ジムの活動実績を評価し、 規定の加盟金1000万円を免除する特例を認めることを決めた。
 これで、国内の女子プロボクシング団体は統一へ向けて大きく前進したとみられるが、 山木ジム以外のJWBCで活動してきたジムや選手の処遇は依然不透明である。


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