ハッピーバースデイ!!


Presented by 咲徒





 
ここは加持リョウジの部屋。
そこにムスッと頬を膨らませた葛城ミサトがいた。
 
「なぁ、仕事なんだから仕方がないだろう。」
「・・・・・・。」
「そんなに怒るなよ〜」
「・・・・・・。」
「葛城〜」
 
加持は身支度をしながら、怒っているミサトをなだめるため四苦八苦していた。
このことの起こりはこうだった。
 
「加持〜、あさっては加持の誕生日だよね。」
「あっ、そうだっけ?」
「そうよ!それでね、あさって、誕生日パーティーやろう!!」
ミサトは満面の笑みで言った。
しかし加持は冷や汗をかいて固まっていた。
「んっ?どしたの?」
「えっ・・あっ・・あのさ〜、実は〜」
加持は言いにくそうにしている。
「何よ!ハッキリ言ってよ!!」
ミサトは少しイライラした。
「それがさ、明日ったから3日間出張なんだよ。ハハハ・・・・。」
加持は頭をかきながら引きつり笑いをした。
「何よそれ!!風引いたとかにしてどうにかならないの?」
「無理だよ〜仕事なんだから」
「え〜、でも〜せっかく2人で暮らして初めての誕生日なのに〜」
「祝ってくれるのはうれしいけど」
「いいじゃん、どうしても行けないときだってあるんだから、仕事休んじゃおうよ!!」
ミサトはどうしてもあきらめきれなくて、加持のそばにすりよってだだをこねた。
「そんなこと言ったてさ〜」
全然自分の意見を聞き入れてもらえないのでミサトの額には怒りマークが出ていた。
「もういい!!!!」
そう言うとミサトは加持をつき飛ばして外に飛び出してしまった。
「葛城!ちょっとまて!!・・・あ〜あ」
 
というわけで今にいたっているわけである。
「それじゃあ、行ってくるからな」
「・・・・・・・。」
加持はさびしそうに出ていった。
「バーカ・・・・・・。」
 
1日が終わり今日は加持の誕生日である。
加持はミサトの事が気になり家に電話をした。
プルルルルプルルルル・・・・・・・。
ガチャ・・。
「はい、葛城です」
「あっもしもし俺だけど」
ガチャ・・・。プープープープー・・・・。
「葛城のやつ切りやがったな、まったく」
「おーい加持さーん。ちょっと来て下さ」
遠くから仕事仲間の呼ぶ声が聞こえた。
「今行く」
 
こうして数時間が経ち、午後6時ごろだった。
ピリリリリピリリリリ・・・・。
加持の携帯がなった。
「はい」
「た・・すけ・・・て・・・加持・・・・・・・・」
「おい!!葛城!!どうした!!!」
ガチャ、プープープー・・・・・・。
加持は顔が真っ青になった。
「葛城・・・・。」
次の瞬間、加持は自分の車に乗り走り出した。
「車で飛ばせば1時間ちょっとか・・・・。葛城無事でいろよ」
加持は猛スピードで高速を走った。
走っている間、「葛城」とつぶやきながら。
 
ガチャ!!!
加持は勢い良くドアを開けた。
そこには横たわっているミサトの姿があった。
「葛城!!!!!!!」
加持はすぐさま駆け寄りミサトを抱き寄せた。
「葛城!葛城!!」
「う・・・・ん・・・・・・」
「葛城!気がついたか!!」
「あれ?加持君どしたの?」
「へ・・・?」
「私寝てただけだよ」
「な・・、さっき携帯に『助けて』ってかけてきたじゃないか」
「あっ、あれは嘘」
「えっ、なんだよ、嘘だったのかよ〜。よかった〜」
「もしかして私を助けに来てくれたの?」
「当たり前じゃないか」
ミサトは目に涙を浮かべ加持に抱きついた。
「せっかくの誕生日だからどうしてもいっしょにいたくて、あんな電話したら来てくれるんじゃないかなって思ったの」
「葛城・・・・・。」
 
すると2人は2,3回の軽い口づけをし、深い口付けへと変わった。
「ん・・・・加持・・戻らなくていいの?」
「いいさ、別に・・・・・。それに今ここで君を抱きたい」
「加持・・・・・・・大好き」
2人はまた深い口づけをした。
加持はミサトを押し倒すと、首筋、胸元へとキスをしていった。
キスをしながら、服を脱がせていく。
「ん・・・・・・んん・・・・・・あ・・・」
加持は片方のミサトの豊満な胸をもみ、もう片方の胸の突起を舌でころがした。
「あ・・・・ん・・」
やさしい刺激が伝わる。
加持は時々ミサトの顔を見ながら(かわいい)と思っていた。
だんだんと加持の舌はミサトの下半身へと進み、そのうちミサトの敏感なところに到着した。
「あ・・ん・・・はん・・・あ・・・・ああ・・・・・・」
ミサトの呼吸もだんだんと早くなっていった。
「ん・・・・はぁ・・・」
ミサトはもれる吐息を塞ごうと指をかんでいる。
そんな姿がかわいくてしょうがなくて加持も徐々に興奮していった。
「加持・・・あっ・・・もう・・・」
加持はミサトの敏感なところの突起を歯でやさしく噛んだ。
「はぁぁぁん・・・・」
ミサトの敏感なところはもうびしょびしょにぬれている。
「加持・・・もう・・・・・・来て・・・・・・・」
加持は言われるままに、ミサトの股に自分のを進めた。
「ん・・は・・・・あっあああん・・・・ん」
加持の腰の動きと同じようにミサトは呼吸している。
「あん・・あん・・・はぁ・・・ん・・・・んん・・・・あ・・」
「ミサト・・・」
「か・・・じ・・」
2人は深い口付けをまたした。
「んん・・・あっ・・・・い・・・・・いく・・・んん・・・はぁぁぁぁん!!」
2人は絶頂にのぼりつめた。
息をハァハァさせながら、2人は見つめ合った。
「加持くん、ありがとう。ハッピーバースデイ・・・・。」
2人は軽い口付けをした。
「葛城、最高の誕生日だったよ。」
「うふ、まだまだ終わらないわよ」
そう言うとミサトは加持に深い口付けをした。
 
長い夜の始まりだった。
 
















終わり

初めて書いた小説です。
これからもよろしくお願いします。

咲徒さんから小説を頂きました。設定的には学生時代の二人の物語ですね
甘えんぼなミサトがかわいらしいです。
小説初挑戦だそうですが今後が楽しみであります。
次回作が読めるように咲徒さんに
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