作・こめどころさん
掲示板ミニSS第1弾




ある日、ミサトと加持は、溜まった洗濯物を一気に片づけるべくコインランドリーに向かっていた。


「毎日少しづつやっておかないからこんな事になるんだ。」

「だって仕方ないじゃない、ずっと雨だったんだもの。」

「これ、ほとんどは葛城の洗い物だろ。」

「しょうがないでしょ。女は男と違って何日も同じ物きてる訳に行かないんだから。」

「俺なんかこのシャツ4日目だぜ。」

「いいっ、汚い。ちょっと脱ぎなさいよね。」

「ま、待てよこんな往来で。」



ミサトはかまわず加持のシャツを引きむしるように脱がした。
加持の以外とたくましい上半身がさらけ出される。

そのとたん、ミサトは真っ赤になって、


「か、加持くん。私、先に言ってるからこれもお願いね。」


加持の抱えているポリ袋の上に自分の持っている袋をぽんと乗せると
脱兎のごとく逃走した。


「わ、わ、まてよ葛城!」

ポリ袋後とひっくり返る加持。派手にぶちゃらけられる、色とりどりのミサトの
ブラやショーツ。


「わ、わわわわ。」

うろたえまくって、必死で片づける加持。プレイボーイも形無しだ。
ポリスが横目で睨む。

「こ、これは彼女のであって、下着泥とかそういうんじゃないですからねっ!!」

「わかってるよ。速く片づけたまえ。」

「ちっくしょう〜。葛城のやつ〜。」




しかし、加持はまだ、胸いっぱいについたミサトのキスの跡や、背中のカキ傷には
気づいていないのであった。


「いいのう。わかものは・・・・。」

「わしも、若い頃はばあさんと・・・。王手じゃ!」

「や、まてまて。これは〜・・・。」









平和な、夏の夕暮れ時であった。


こめどころさんが、掲示板に書かれたSSの第1弾。
第2弾は挿絵付きで表ページに掲載させて頂きました。
思わずにやりとさせられる展開、こめどころさんならではでしょう(笑)

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