小型特殊免許取得への道

免許証  一般的には農耕機やフォークリフトなど緑色のナンバーの付いた 車両を運行するには小型特殊免許というものが必要になります、し かしこの小型特殊(小特)は原付免許をのぞいてはおまけ的に付い てくるのであまり進んで取得しようと言う人はいません。
 しかし現行の免許制度では下位の免許は取得できないので、普通 乗用車免許があれば原付はもちろん小型特殊は取得できません。 2000年1月現在、普通二輪小型限定の免許取得を目指している のでだったら取ってみっかーと言うことでチャレンジしてみました。


 少しでも免許証のマークを増やしたいという人は早めに取得した 方がよいのです。特に高校生など、まだ原付免許しかない人や、ま だ全然免許を持っていない人はどんどんチャレンジして欲しいです。

情報収集

 まずはどのような内容を勉強するのかをチェックします、最近は インターネットと言う媒介があるので非常に便利になったものの、 小型特殊を扱ったページは1件のみ・・・一応そこと神奈川県警の ホームページで調べたところ原付と同じ扱いのようだった。
 問題は文書問題が46問(1点)とイラスト問題が2問(一つに 3項目あり全部正解で2点)出題されます、それで45点以上取れ れば合格のようです。

勉強方法は

 自分は普通二輪小型限定を受けるつもりなのでそちらの勉強をや りました、事前調査で小特の知識は出題されないとのことだったの で内容は同じだと思ったからです。しかし原付では教本のようなも のが多く売られているにもかかわらず普通二輪でも問題集のような ものは激減します。ましてや小特なんて絶対にありません。
 正直なところ、今回試験を受けたのは普通二輪試験の前哨戦と言 うことと場慣れ(遊び気分という意見も)するという事という方が 強く、他の高校生とかが必死になってやっているのに対し自分は落 ちてもいいやーと言う軽い気持ちでした。

勉強本

試験場にて

 2000年2月17日に試験に行って来ました、このときはちょ うど仕事も休みと言うこともあり前の日から試験に行くぞーと息巻 いて22時過ぎにはもう寝たものの、一度深夜0時に目が覚める、 まだ早いなーと言いつつ再び寝るが今度は2時に起きてしまった。 まだ早いってーのと突っ込んで再び寝るが今度は4時に起きてしま う。なんか遠足の日のお小ちゃまみたいですね。このまま寝ても遅 刻する可能性もあるのでテレビとかを見て時間を費やした、その前 に何を持っていくかわからなかったのでとりあえず鉛筆とシャープ ペンと消しゴムでも持っていこうと思い探したものの鉛筆が出てき ません。しかたがないので競輪用の鉛筆を2本ポケットに入れてお いた。家を出たのが7時頃本厚木駅からは比較的順調で、相鉄線は 座れなかったものの超満員と言うことはなかったので良かったです。
 二俣川駅に降りると約10年くらい前に原付免許で来たときと駅 舎が変わっている、二俣川試験場まで歩いていく途中の代書屋で書 類を作っていた時に、店の人が今日は原付が多いのよね、もしかし たら整理券をもっらわないとだめかもと言っていました。ちょうど 高校の受験シーズンと言うこともあり高校生が大挙して押し寄せて いるようで、ワラワラと人が集まっています。1600円分の証紙 を申請書に添付して「G」の窓口に提出します。ここでは視力検査 はもちろんのこと聴力検査も行われているので名前を呼ばれたら返 事をします。

試験場入口

 ここでは原付小僧(小娘)ーが大挙して押し寄せていることもあ り係官が「おい住民票ないぞー」と言いましたが免許がある事を 言って難なくクリアー。その後に「小特1」と連絡を取っていまし た。
 さてここで一休みかと思ったのですが今日は人数が多いためか、 急に原付の人は移動して下さいとのことだったので人波に乗って付 いていく。試験ルームに入って部屋の中央付近に一度着席したもの の、係官が来て「この中で教習所で免除された人と小型特殊免許の 人はいますか」と言うことで手を挙げたら自分一人だった、突然部 屋の前に連れて行かれ、窓際一番前の席に座っていた原付小僧と場 所替えになってしまった、ここで申請書の右上に付箋をホッチキス で留めて小特であることを示す印を付けられる。このときはもう充 分に目立ちまくり。後ろの方からは「小型特殊って何に使うんだ」 など話し声が聞こえました。イェーイ(当初の目立つという目標を 到達かな?)
 ここで試験までしばしの休憩ですがトイレが使えないので本館の 方へ向かい用を足す、再び部屋に戻るとみんな必死になって教科書 を読み最後のあがきをしています。自分的には別に余裕なのでボケ ーとして時間を潰すが窓際のためか足がすごく冷える。
 10時になってようやく試験の説明が始まり10時15分から試 験開始になった。この説明の時に婦警が一名いたのですが、視線で こんな試験受けるの?バカじゃねーの的なものが受け取れました。 問題の方は原付の問題用紙にGとマーキングがしてあって、小型特 殊にはSのマーキングがしてあったので小特専用の問題のようだ。 中身は小特専用の知識が4問出題されたがわからないので後回しに して一般問題をやってしまい難しいものを後から片づけた。肝心の 小特問題は重量とか高さだったのでとりあえずそうだろうと思われ る方にして置いた。
 15分にもなると終わった連中がゾロゾロと部屋を出て行くが自 分は見直しとかもしたのでラスト5分で部屋を出た。ちなみに回収 も小特は別格扱いであった。
 さていよいよ結果発表です、電光掲示板を見てみるが315番が ありません・・・・えっこんな簡単な問題で落ちたのと落胆して試 験番号とかをメモした紙を取り出したところ351番だった、単な る思い過ごしだったのね。ラッキー351番は煌々と点灯している ではないですか、さっそく合格者の集まる場所に移動してみる。

試験場電光掲示

 先にも書いたように原付受験者が多いためこの日は大講堂で原付 講習について話があるようだ。全員が部屋に入った頃には超満員で 座れない人も多数いる中係官が「この中で一人小型特殊免許に合格 した人がいます」と言うことで自分しかないじゃんと思いつつ手を 挙げ起立したところここは原付講習の話になるのでそのまま受付に 行ってくれとのことだったので目立ちながら退場した。へっザマー ミロ:p
 受付で話をすると12時50分に2階の免許1係に行ってくれと のことであった・・・ここでまた時間の調整か・・・やることなく なってきたしなー、食堂は満員だし、しかたがないのでその辺を再 度ぷらぷらしていたら時間になったので2階に行ってみる。ちょう どそこでは技能試験合格者の書類を渡すところになっており、その 中に小特の書類も混ざっていました。ここからは便宜上「技能試験 合格者」と呼ばれるので間違えないように。免許用の写真撮影を行 い免許交付料1800円の証紙を貼って1号館の1階に行きます。 ここは新しい免許証が配布されるところで時間になると「技能試験 に合格された方」とアナウンスがあるのでこのときに証紙を貼った 紙を提出して晴れて免許をもらえる仕組みである。

試験場集合場所 試験場交付場所


かかった費用

写真代 900円
代書代 900円
試験受験手数料 1600円
免許交付手数料 1800円
合 計 5200円


試験当日の持ち物

申請書類と住民票(原付免許があればそれで可)とメモ用紙とお金 くらいかなー、あわてて鉛筆とか持っていったけど試験では使わな いし。使わなかったけど住民票持っていく人はハンコも持っていた 方がいいかもしれない。
 ちなみにメモ用紙は試験番号とかを記入するのに使うので持って いた方がいいですよー。

写真解説

1枚目の写真 ご自慢の免許証。小特の文字が熱い
2枚目の写真 今回使った教本、特に中央の教本は役に立った
3枚目の写真 二俣川試験場正門付近
4枚目の写真 書類受付フロアーと合否発表電光掲示板
5枚目の写真 合格発表後に集合するフロアー(2階)
6枚目の写真 免許証交付窓口

もどり

変更来歴
2000年02月25日 新規作成
2000年03月13日 写真の表示方法を画面サイズに影響されないように修正
2000年09月11日 自動二輪という表記を普通二輪に、実技試験を技能試験に修正